「軒端の梅」が一輪咲きました!

 立春から早、20日程経ちましたが、厳しい寒さが続いています。そのような中ではありますが、東北院の「軒端の梅」が一輪咲きました。この「軒端の梅」は、晩年、東北院を住処とした上東門院彰子(藤原彰子)に仕えた、歌人和泉式部が手植えしたと伝わる白梅です。厳しい寒さの冬から春にかけて、最初に咲き出す花が梅の花です。その凜とした佇まいの梅を、和泉式部はこよなく愛していました。また、室町時代に世阿弥元清が作った謡曲「東北(とうぼく)」は、この梅が題材となっています。     

 例年であれば、見頃を迎えている時期ですが、今年はもう少し時間がかかりそうです。見頃を迎えましたら、改めて「お知らせ」に掲載させていただきます。