菊花御紋の鬼瓦

東北院は長元3年(1030年)に藤原彰子の発願で、父道長が建立した法成寺の一郭に創建されました。北嶺座主慶命大僧正を開山上人としています。門跡寺院として、二代から二十七代まで皇族や公家が住職を務められ、当時より菊花御紋を用いることを勅許されていました。現在の建物は、明和7年(1770年)に安津宮御所を御寄附されたものですが、本堂や庫裏の屋根の鬼瓦に菊花御紋が用いられています。